劣化した構造物の補修・補強工法を提供します。
コンクリート構造物に対するFRPを用いた補強工法
早稲田大学 佐藤靖彦教授と博士課程・修士課程を中心とした研究室の学生たちが、老朽化が進むコンクリート構造物に対し、FRP(Fiber Reinforced Polymer)を用いた斬新な発想による補修・補強工法の開発を行っています。
本ページでは、当社で開発を行ってきた補修・補強工法をご紹介します。
FRPとは…
繊維強化ポリマー(Fiber Reinforced Polymer)の略で、繊維と樹脂を組合せた複合材料のことを言います。
鋼材と比較して、高強度・高剛性、軽量、耐腐食性であるという特徴があり、建設分野や機械分野をはじめ幅広く利用されています。
さらに繊維の種類によって特徴が異なり、用途により使い分けることができます。
– 炭素繊維 :高強度であり、導電性に優れている
– アラミド繊維 :絶縁性、耐衝撃性に優れている
– ガラス繊維 :絶縁性、電波透過性に優れている

FRPストランドハイブリッド補強法
プレストレストコンクリート桁を並べたプランクガーダー橋は、橋軸直角方向の剛性が小さい橋梁です。
その結果、乗り心地の悪化や騒音が問題となる場合があります。
この問題を解決する方法として、ヤング係数の高い炭素繊維ストランドシートと柔軟性を有するアラミド繊維ストランドシートを組み合わせた、新しい補強法「FRPストランドハイブリッド補強法」を開発しました。
(特許申請中:特願2025-126196)

FRPストランド埋設工法
腐食した鉄筋を新しい鉄筋に置き換えることなく、サビを除去し、防錆処理を施した上で、FRPストランドを鉄筋に沿わせ、短繊維補強モルタルにより断面修復を行う新しい補修法を開発しました。
腐食により断面が欠損した鉄筋とFRPストランドが、短繊維補強モルタルによりバインドされた複合材料として引張力を分担するといった斬新な発想を有する方法であります。

